「授業拝見」 中学1年の英語の授業
2007.09.28
9月28日(金)の6時間目。1年5組の英語の授業を見学に行きました。授業担当は担任でもある渡邊先生。自称28才(本当は33才らしい)の熱心な先生です。英語科の副主任でもある先生は,生徒達を飽きさせない様々なテクニックを使いながら授業を進めていきます。
先生 「Good afternoon everyone.」
生徒 「Good afternoon Mr.Watanabe.」
という元気な挨拶で授業が始まりました。
<授業風景1>
<渡邊先生 ピントが合ってなくてゴメンナサイ>
まず,textbookの本文(会話文)をCDを使いながら音読。さらに,生徒2人で役を指名し,寸劇のように2人で会話文を読んでいきます。
<使っているテキスト>
次にCDを使ったlisteningでクイズ形式の確認テスト。
生徒に質問を投げかけながら,全体の内容確認。
先生「間違えたの?」・生徒「ウン間違えた」・先生「あまいな〜」ニコニコしながら軽快なやり取り。流石です。
さらに食べ物の名前(英語)を使って頭の体操のような授業。
tacoとかspring rollとか・・・どこの国の食べ物?
「タコ?」という声に,日本では複数形にしてtacosが普通かな・・と先生の声。
後ろの方で「ドンタコスだよ」という声があがる・・軽快に授業が進んでいきます。
Who を使った文法的なお話しが始まると用意してきた紙プレートの登場です。黒板にマグネットを使ってペタッと貼りつつ説明の開始です。説明の途中でプレートをペタッと張り替えると「オー」という生徒の声。生徒はすでに先生をノセる術を取得しているようなタイミングです。渡邊先生のリズムが生徒のリズムをシンクロさせているのでしょうか。高校の範囲かな?と思われるような内容の話がすんなり生徒の体に吸いこまれているようです。
時間のおしまいは「Imagine」の合唱でした。
<イマジンの歌詞プリント>
英語の歌は,ABCの歌から始まり,5曲目だそうですが,まとも?な歌は「yesterday」と「Imagine」の2曲だそうです。ポールというかジョンというか,ビートルズ系の歌なのは何故?と伺ったら,中学で習う単語が多く繰り返しが多いからということでした。
納得です。
思わず,生徒と一緒に「Imagine」を口ずさんでしまいました。Beatles世代の性ですね。パブロフの犬のような反応に我ながらびっくりしてしまいました。
授業を通じて,○○君と名前を呼び「何番の生徒」とか「キミ!」とか呼ぶことはありませんでした。当然といえば当然ですが,全体の中の個人に対応している授業は,とても心地よいものでした。
教頭 茂木 雅之